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アスクル、お弁当宅配の「ごちクル」と業務・資本提携契約を締結

2014/07/04

お弁当・ケータリング商品を宅配する総合サービス「ごちクル」を運営するスターフェスティバル(株)(本社:東京都港区)は、アスクル(株)(本社:東京都江東区)を引受先とする第三者割当増資及び新株予約権付社債の発行等による総額28億円の業務・資本提携契約を締結したと発表した。

今後両社は、双方の顧客基盤とノウハウを共有し、提携シナジーを追求すべく、提携する業務内容について協議を進めていくとしている。

有名店・隠れ名店のお弁当・ケータリングを提供する「ごちクル」は、「たくさんの人が集まる時間を、もっともっとハッピーに」をめざして、有名飲食店や外食産業とタッグを組み、お弁当・ケータリング店舗を拡大、サービス拡充をはかり、創業からこれまでに提供商品600ブランド6,800種以上を取り揃え、累計で550万食を提供している。

一方アスクルは、オフィス用品通販サービスを展開するなか「お客様のために進化する」を掲げ、オフィスの枠組みを超えて、建設現場や工場・研究所向けの工具や理化学品や医療機関専用の医療材料のほか飲食店向け商品など、あらゆる仕事場で必要とされる商品をWebやカタログを通じて拡販することにより、売上高の拡大を目指している。

このように法人企業を中心に多くの顧客の支持を得ている両社が、この度の業務提携により、双方の顧客基盤とノウハウを共有するなど提携シナジーを追求し、より良いサービスを顧客へ提供していくという。

(1)スタフェスの中食サービス「ごちクル」をアスクルのサービスとして採用
2014年11月を目標に、スタフェスの中食サービス「ごちクル」をアスクルのサービスとして採用し顧客に展開することにより、スタフェスの顧客基盤をスピーディーに拡大させ事業成長に寄与する。またアスクルは、アスクルの顧客に対して新たなサービスの提供が可能となることにより顧客の利便性および満足度の向上につながり、アスクル・スタフェス双方に相乗効果がうみだされる。

(2)共同配送等による両社コストダウンおよびサービス進化
「ごちクル」のお弁当・ケータリング商品の配送は、その事業の特徴からお昼および夕方の時間帯に集中する傾向があり、また中食事業は発展途上にあることから、より配送密度を高めるとともに、配送を効率化することが必須となっている。「ごちクル」のお弁当をアスクルの100%子会社であるBizex(株)の配送サービスを活用し配送すること、またはスタフェス配送車の空き時間をアスクルサービスに活用することにより、配送密度および配送効率の向上を図るべく早急にテストを開始し、効果を見ながら順次対象エリア・時間帯を拡大し、両社のコストダウンを図っていく。またアスクル商材と「ごちクル」商材の同時配送等、さらなるサービス進化も追求していく。

その他、アスクルのサービスをスタフェスパートナーである外食産業従事者に展開することについても、提携上のシナジー効果が得られるか検討していくとしている。

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