(一社)日本物流団体連合会(物流連)は2月20日、東京都千代田区の全日通霞が関ビルにおいて、「第1回 先進技術活用推進情報交換会」を開催した。

同会は、物流業界におけるさらなる生産性の向上や労働力不足等の課題を解決していくために今後ますます重要性が高まっていく先進技術の活用をテーマに、その現状や課題等について物流連会員同士の意見交換や有識者による講演会等を通じて理解を深め推進していくことを目的に、昨年11月に物流連の経営効率化委員会のもとに設置されたもの。
第1回となる今回は、(一社)ワークロイド・ユーザーズ協会 理事・筆頭副会長の田中純氏を講師に迎え、「20世紀は人、モノ、カネ、21世紀は人、人、人! ~『真の顧客価値』をもっともボリューミーに提供できるフィールド・市場が既に広がっているのが物流サービスの領域~」と題する講演に続き、小グループに分かれてワークショップが行われた。

講演会では、DXを進めていく以前に「事業モデルの考え方」がより重要であり、まずは自社の顧客に対する「意味的価値 (製品やサービスの機能ではなく本来顧客が求めているもの)」が何であるかを明確に認識して、それを提供し続けるにはどうあるべきかというアプローチが不可欠であると説明された。一例として「ドリルとドリルの穴」の逸話(顧客はドリル自体が欲しいのではなく「穴」を欲している、というマーケティングの基本的な考え方)を用いて国内外の企業の実際の成功事例等に触れながら「意味的価値」を把握することの重要性等について詳しく解説された。
続けて行われたワークショップでは、①物流サービスを導入・購入する人は実際は何を買っているのか ②それはなぜかの2点を題材として、参加者同士で活発な意見交換が行われ、最後にグループごとに話し合った内容を発表した。次回は3月31日(火)に開催予定で、今回とセットとなった内容となる。

