㈱ホームロジスティクスは2月23日、XYZ Robotics㈱が提供するデバンニング(※1)ロボット「Rockyone(ロッキーワン)」の代理販売を開始すると発表した。

ホームロジスティクスは、親会社である㈱ニトリホールディングスの物流子会社として物流センター運営で蓄積してきた現場知見と改善ノウハウをもとに、物流ロボットの導入企画から運用定着までを一貫支援する新たなビジネスを立ち上げた。今回のデバンニングロボットの取り組みは、その第1弾となる。

導入したデバンニングロボット「Rockyone」

物流業界では、物流2024年問題に象徴される労働力不足の加速、荷下ろし工程における重労働作業・高温環境負荷、物量変動への対応、庫内作業の属人化など構造的な課題が顕在化している。それらの課題に対して、ロボットを活用した省人化・自動化は効率化だけでなく、安全性向上や職場環境改善の観点からも急速に注目が高まっている。

ホームロジスティクスでは、これまでニトリグループ全体の物流機能を支える中で、現場の課題抽出、改善、設備導入、運用最適化といった取り組みを継続的に行い、豊富な知見を蓄積してきた。こうした経験を活かし、物流現場が抱える課題に対して、より広くソリューションを提供するため、ロボティクス領域での販売事業を開始するに至った。

●代理販売の概要
取扱製品:XYZ Robotics製デバンニングロボット「Rockyone」
提供内容:
①実機確認サービス:実際に稼働しているロボットの見学会の実施
②機器導入サポート:要件整理やPoC(※2)立ち合いで顧客の導入判断を手助け
③機器導入後サポート:検収後の問い合わせ対応で導入後の不安を解消
対象:荷主企業、物流企業をはじめ、荷役作業や搬送業務を有するあらゆる企業
販売開始日:2026年2月16日
販売エリア:関東エリアから開始し、順次拡大予定

●デバンニングロボット「Rockyone」
同社が実証実験を経て正式導入し、今回の販売開始の第1弾となるRockyOneは、人工知能(AI)技術の一種のディープラーニング(※3)による画像認識と、ロボットへの動作教示(ティーチング)を不要にするロボットモーションプランニング(※4)技術により、自動で最適な動作を実現している。荷台への積み付けもでき、独自のアルゴリズムにより積み付けプランの自動生成も可能。最大可搬重量は30kg。1~4箱の同時搬送が可能で、時間あたり400~1,200ケース(メーカー公表値)の荷積み・荷降ろしに対応する。軽量化とコスト低減を実現しつつ、高速作業に必要な強度も保持している。

それらの機能により、RockyOne はデバンニングにおける人手不足の解消や作業効率の向上に大きく貢献する。同社では、実運用で得た知見をもとに、同様の課題解決に向けた取り組みとして仙台・名古屋・福岡DCの各物流センターへの導入拡大を進め、現場の生産性向上と安全性向上に取り組んでいくとしている。

※1:デバンニング:コンテナやトラックから荷物を取り出す作業
※2:Proof of Concept:概念実証の略称。新しいアイデアや技術の実現可能性を検証すること
※3:ディープラーニング:深層学習
※4:モーションプランニング技術:ロボットや機械が安全かつ効率よく動くための動き方や経路を、あらかじめ計画する技術