ハコベル㈱は1月30日、新たにリグロース・キャピタル・マネジメント㈱、紀陽キャピタルマネジメント㈱、しぎんキャピタルパートナーズ㈱を株主に迎え、また、既存株主であるセイノーホールディングス㈱及び㈱環境エネルギー投資からの追加出資による資金調達を実施したと発表した。
●資金調達の概要
手法:第三者割当増資
引受先:セイノーホールディングス㈱、㈱環境エネルギー投資、リグロース・キャピタル・マネジメント㈱、紀陽キャピタルマネジメント㈱、しぎんキャピタルパートナーズ㈱
●事業環境:物流業界の現状について
物流業界においてトラック輸送は全輸送の約9割を占め、日本経済を支えるインフラとして重要な役割を担っている。特に昨今ではEC市場の成長など需要増加が続くなか、いわゆる「2024年問題」による輸送力低下が顕在化しつつあり、物流網維持のため企業横断・官民連携で様々な対策が進められてきた。
そうした取り組みは主に「トラックドライバーの担い手確保」「物流効率の向上」を目的としている。トラックドライバーの担い手確保には賃金水準向上や労働環境改善が必要であり、それには運送事業者の収益性向上が不可欠なことから、多重下請け構造の解消に向けた法改正・制度改革が進められている。また、物流効率を高めるには1運行あたりの積載効率の向上と時間あたりの運行効率の向上が重要であるため、物流効率化法についても同様に法改正が行われた。
そのように物流業界全体として課題解決に向かっていくという流れの中、物流関連事業者には商慣習の変革や業務の抜本的見直し等が求められており、そうした動きを支える同社サービスへのニーズが高まっている。
●ハコベルの実績と今後の展望
ハコベルは、ビジョンに「物流を持続的に発展させるプラットフォームを創る」を掲げている。多重下請け構造の解消に資する「運送手配マッチングサービス」を祖業とし、物流に係るオペレーションの効率化に資する「物流DXサービス」を展開してきた。現在は、「物流」という壮大な業界を支えるあらゆる事業者のニーズに応え、それぞれが必要とするソリューションを柔軟に提供するため、サービスラインナップの拡充を進めている。サービス拡充に当たっては、自社開発に加えM&Aを積極的に推進している。2024年11月にはM&A第1号案件としてトラック予約/受付システム「トラック簿」を承継、2025年12月には第2号案件である運送業務支援システム「トラッカーズマネージャー」の承継予定を発表した。
今回調達した資金についても主にM&Aに活用し、物流業界の持続的な発展への貢献を目指すほか、業界の課題解決を最優先と位置づけ、今後も、物流を総合的に支えるべく既存ソリューション・サービスの進化を図るとともに、他社との資本・業務提携も含めたオープンな連携を強化していく方針としている。

