トーヨーカネツ㈱は11月17日、2025年9月24日開催の同社取締役会において、2026年1月7日を効力発生日とし、同社の完全子会社である㈱スクラムソフトウェアを承継会社として、吸収分割により㈱バーネットのシステム開発事業を承継することを決定したことを明らかにした。同社によると、本件は適時開示基準には該当しないものの、有用な情報と判断し任意開示を行うものとしている。
●今回の会社分割の背景・理由
①バーネットとスクラムソフトウェアの統合効果
同社によると、バーネットは物流領域をはじめ、クラウドとスマートデバイスを活用し、業務改善に特化したシステムの企画・開発・保守を一貫して提供している。現場重視の調査、分析並びに顧客との対話を通じて、顧客の課題に即した最適なソリューションの開発に強みを持ち、トーヨーカネツとの取引も豊富に有しているこを明らかにした。
一方、スクラムソフトウェアは2023年にトーヨーカネツグループに参画し、WMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送システム)で培ったシステム開発力を活用して、トーヨーカネツ独自のWMS(倉庫管理システム)の開発や倉庫内の課題支援ツールを開発する等、トーヨーカネツのソリューション企画力とのシナジーを強力に発揮しているとした。
今回、その両社がこれまで培ってきた互いの経験と技術力にトーヨーカネツの企画力を加えることで、付加価値の高いソリューションシステムの開発、及び提供が可能となるとしている。
②物流ソリューション事業の未来に向けた成長基盤の確立に向けて
トーヨーカネツ物流ソリューション事業では、労働人口の減少や物流環境の大きな変化により物流の戦略が企業競争力を左右する市場環境の中で、グループ中期経営計画(2025年~2027年度)において、「高成長事業への進化」を基本方針に掲げ、「新領域へのチャレンジ」や「新技術の獲得」を重点戦略にしている。そのような中、今回の吸収分割によりバーネットのシステム開発事業をスクラムソフトウェアに迎え入れることで、物流センターにおける入荷から出荷までの倉庫作業全体のコンサルティング及び、エンジニアリング力強化をソフト面から支援する。
また、マテハンシステム及びソリューションシステムの開発体制増強による開発力向上に留まらず、開発リードタイムの短縮、さらにソリューションパッケージの拡充にも大きく寄与するとしている。
●今回の会社分割の要旨
(1)本会社分割の日程
効力発生日:2026年1月7日(予定)
(2)今回の会社分割の方式
スクラムソフトウェアを承継会社とし、バーネットを分割会社とする吸収分割方式となる。
(3)今回の会社分割により増減する資本金
今回の会社分割によるスクラムソフトウェアの資本金の変更はなし。
(4)トーヨーカネツの子会社が承継する権利義務
承継会社であるスクラムソフトウェアは、今回の会社分割に係る吸収分割契約書の定める範囲において、バーネットの事業に関する資産、債務、契約及びその他権利義務を承継する。
(5)債務履行の見込み
トーヨーカネツは、今回の会社分割によりスクラムソフトウェアが負担すべき債務について、その履行に問題はないものと判断していると答えた。

