(一社)日本物流団体連合会(物流連)は11月10日、経営効率化委員会(委員長:ANAホールディングス㈱顧問 兼 ㈱ANA Cargo取締役会長 外山俊明氏)における先進技術の活用等に関する検討の一環として、成田空港貨物ターミナル地区内にあるANA最大規模の貨物上屋「第8貨物ビル」の施設見学会を開催し、会員企業・団体から24名が参加した。

上屋内見学の様子

物流業界では労働力不足が深刻な課題となっており、先進技術の活用による効率化・省人化は、労働力不足の解消に大きく貢献するもので、今後も先進技術のさらなる普及が期待されている。

今回訪問した㈱ANA Cargoの成田貨物上屋「ANA Cargo Base +」は、日本の航空会社で初となる、AGV(Automated Guided Vehicle)等の先進技術が導入された最新鋭の航空貨物上屋で、昨年10月に運用開始された。

冒頭、会議室において、物流連理事長による挨拶に続き、㈱ANA Cargo 執行役員 成田ウェアハウスオペレーションセンター長の萩原様より貨物上屋施設の紹介動画を用いた概要説明が行われ、その後、2チームに分かれて貨物上屋に移動し、輸出・輸入両方の上屋を見学した。輸出上屋では、輸出貨物の受託後、貨物とAGV搬送用台車がデータ連携され、AGVエリアに搬入されると最大60台のAGVが自動的に保管エリアまで搬送する工程や、ULD(航空機搭載専用コンテナ)積み付けエリアへの自動搬送工程等を見学した。一方、輸入上屋では、航空機から取り下ろされたULDが受託エリアで解体された後、自動ラックに保管され、そこで輸入通関許可となった後に、2台のAGF(Automated Guided Forklift)によって自動ラックから無人で貨物がトラック積み込みエリアまで滞りなく運ばれていく様子等について、詳しい解説と共に見学した。

会議室での概要説明の様子

最後に会議室にて質疑応答の時間が設けられ、参加者から活発な質疑があった後、見学会は終了した。