九州西濃運輸㈱と、農林中央金庫長崎支店は9月19日、農林水産業・環境・地域課題解決を目的とした連携協定を締結した。

連携協定締結の記念撮影。左より、農林中央金庫長崎支店 副支店長 松本進氏、農林中央金庫長崎支店 支店長 坂部了一氏、九州西濃運輸 代表取締役社長 中田晃氏、九州西濃運輸 執行役員 経営統括本部担当 川野謙二氏

2025年2月より九州西濃運輸は農林中金長崎支店と連携して、JA島原雲仙管内で発生した廃棄人参・廃棄ブロッコリーを県内動物園へ運搬する取り組みを進めてきた(※1)。

※1:2025年3月19日付プレスリリース「九州西濃運輸株式会社と連携した廃棄野菜の有効活用について」
https://www.nochubank.or.jp/news/branch_news_release/2025/post-213.html

その取り組みにより、これまで費用を掛けて廃棄していた規格外の野菜が有効利用されて価値が生まれることで、生産者所得の向上や食品ロスの削減といった環境や地域社会の課題解決に繋がっている。

今回、廃棄野菜の有効活用をさらに促進するほか、県内JA・JFや農林水産業従事者等、地域が抱えている物流面での課題解決に取り組むことで、農林水産業・環境・地域社会の持続的発展に寄与することを目的に、九州西濃運輸と農林中金長崎支店は連携協定を締結する運びとなった。なお、農林水産業の課題解決等を目的とする連携協定の締結は両者ともに今回が初めてとなり、今回の協定を契機に相互でさらなる連携を図っていくとしている。

●九州西濃運輸と農林中金長崎支店の連携内容
九州西濃運輸と農林中金長崎支店は「廃棄野菜の有効活用」、「流通」、「地域活性化」の3点を切り口に、農林水産業・環境・地域課題の解決に向けて連携致します。

①「廃棄野菜の有効活用」
廃棄野菜を動物園へ輸送する等の廃棄野菜有効活用に向けた取り組みについて九州全域へ拡大することを目指す。

②「流通」
九州西濃運輸が有する物流網や輸送サービスの活用により、県内JA・JFや農林水産業従事者等が抱える物流費抑制や低温流通網の拡充等の流通課題解決を目指していく。

③「地域活性化」
廃棄野菜の有効活用や農林水産物の流通課題の解決を通じて、カーボンニュートラルの実現とともに、持続可能な地域社会を目指す。

なお、廃棄野菜有効活用の取り組み第2弾として、長崎県雲仙市で白ネギ栽培を営む「株式会社栗原ねぎ」、福岡県北九州市にある「到津の森公園」と新たに連携しており、廃棄野菜(白ネギの出荷調整時に発生した残渣)の輸送を2025年9月より開始している。廃棄野菜の有効活用に向けた取り組み拡大により、さらなる環境・地域社会の課題の解決が期待できる。