パナソニック コネクト㈱(パナコネクト)は9月3日、技術研究開発本部においてアドバイザリーボードを設立した。同アドバイザリーボードは、各分野の第一線で活躍する有識者を招聘し、同社の技術研究開発戦略に対して多角的な視点から専門的な助言を行うことを目的としている。

技術研究開発本部のアドバイザリーボードメンバー

これにより、サプライチェーンにおける現場イノベーション分野での世界トップレベルの研究機関を目指し、最先端技術領域での学術研究の発展と、ソリューション提供を通じた社会貢献を実現するために活動していくとしている。

同社の技術研究開発本部は、執行役員 シニア・ヴァイス・プレジデント CTOの榊原彰氏がリードし、ソフトウェア、AI、クラウドソリューション開発の変革を推進している。特に、サプライチェーンマネジメント(SCM)分野においては、100%子会社でEnd-to-Endのデジタルサプライチェーン変革のリーディングソリューションプロバイダーであるBlue Yonderとの協業を通じて、AI・センシング・ロボティクス技術を核としたソリューション開発を進めている。

AI技術の社会実装が加速する中、技術の倫理的・社会的な側面への配慮や最新の研究動向への迅速な対応は、企業が持続的に成長していく上で不可欠であると認識している。今回設置されたアドバイザリーボードは、外部の専門家からの知見を取り入れることで、同社の技術開発が社会に与える影響を深く考察し、より安全で信頼性の高い技術提供を実現することを目指している。これにより、同社の技術が社会の課題解決に貢献し、顧客に安心して利用してもらえるよう、ガバナンス体制を一層強化していくとしている。

●アドバイザリーボードの概要
同アドバイザリーボードは、各分野で豊富な経験と深い知見を持つ有識者が参画する。

目的:同社の技術研究開発本部における研究開発戦略、特にIndustrial Embodied AI(※)の具現化に向けた研究テーマの内容や方向性に対する専門的な助言を得ること
※あたかも物理的な身体を持つように、現実世界で学習し、行動可能な産業用のAIシステムのこと
活動内容:
・技術研究開発本部の幹部層との意見交換
・主要な研究開発プロジェクトに対する助言、および技術者とのディスカッション
・最新の技術トレンドや法規制、社会受容性に関する情報提供

●アドバイザリーボードメンバー[敬称略、現在の主な所属を表記、50音順]
▽榮藤稔/大阪大学 先導的学際研究機構 教授
▽尾形哲也/早稲田大学 理工学術院 教授
▽西成活裕/東京大学 大学院工学系研究科 教授
▽葭田(よしだ)貴子/東京科学大学 工学院 准教授