ロジスティード㈱は6月26日、全日本物流改善事例大会2025(主催:(公社)日本ロジスティクスシステム協会/(一社)日本物流資格士会)の物流管理部門において、最高位の最優秀物流改善賞を受賞したと発表した。
同大会は物流の「現場力」強化を目的に、優れた改善事例の発表を通じて、課題解決の手がかりやノウハウを共有するほか、実務者同士の情報交流の場として毎年開催されている。5月13日~14日に開催された今回は「物流業務部門」と「物流管理部門」の2部門に分かれ、計42件の優秀事例の発表があった。同社は「物流管理部門」で「SSCVR-Safety」を活用した取り組み事例を発表し、実行委員会より最も優れた改善事例として評価され、今回の受賞に至った。


近年、「SSCV-Safety」による同社の安全への取り組みは各方面で評価され、2024年11月の「Safety Driving Award 2024」では「ゴールド賞」、同年12月の「令和6年度運輸安全マネジメント優良事業者等表彰」では「国土交通大臣表彰」を受賞した。今回は、それらに続く3度目の最高位受賞となる。
SSCV-Safetyは、「すべての運ぶに安全を」をスローガンに、テクノロジーの力で危険の芽を摘み取り、輸送現場に安全を届けている。
●発表内容
タイトル:IoT×AIテクノロジーでドライバーの体調と運行を見える化し、ヒヤリハットを削減
概要:運輸業界ではドライバーの心身の健康状態に起因する事故が増加している。同社でも2015年に複数の追突事故が発生したため、ドライバーの健康や疲労状態、危険運転をリアルタイムに把握できる安全運行管理ソリューション「SSCV-Safety」を産官学連携で研究開発した。同ソリューションを同社グループに導入したところ、重大事故につながるヒヤリハットが98%削減できた。