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センコー、北海道の選別・物流の専門会社を子会社化

2014/06/20

センコー(株)は6月16日、三協物流荷役(株)と、その関連会社である三協ロジスティクス(株)、それぞれの全株式を取得し、子会社化したことを発表した。

同社は、流通情報企業として顧客ニーズの多様化、高度化に対応するため、サプライチェーン全体の効率化・最適化に取り組んでおり、主要事業の一つとして、大手スーパー、ホームセンター、ドラッグストア、百貨店、専門チェーン等の量販・小売分野の物流事業を展開しており、そのノウハウは高い評価を受けている。

また近年は、商流分野の商事・貿易事業にも進出し、(株)丸藤、(株)オバタ、(株)スマイル、アスト(株)といった流通専門商社をグループ傘下に加え、商流・物流一体型事業の拡大を進めている。

三協物流荷役と三協ロジスティクスは、北海道の十勝・帯広地区で生産される農産物及び、雑穀類の洗浄・選別・梱包・出荷などの作業から輸送までを一貫して行う専門会社として、主に「十勝帯広のブランド農産物」を市場供給する帯広大正農業協同組合の生産センター内で、これら業務を一括受託している。

同社では、両社が保有するノウハウと同社の物流ネットワークを融合させ、農産品の選別や各種加工から輸送までを一貫して行う新たな物流サービスを展開するとともに、北海道発取り扱い物量増のスケールメリットを生かし、顧客の物流効率化に取り組む考えだという。

また、三協物流荷役と同社の商事グループ各社は、互いの営業力を活用し、農業分野の商流・物流一体型ビジネスモデルの構築を図っていくとしている。

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