ものづくり商社のリーディングカンパニーである㈱山善は4月16日、大阪シティ信用金庫(大阪シティ信金)とのパートナーシップ契約を締結した。

同社が提供するものづくり企業向けの複合型SaaSプラットフォーム「ゲンバト」を、大阪シティ信金を通じて関西エリアの中小製造業に向けて提供し、デジタル化を支援することで生産性向上に寄与していくとしている。

「ゲンバト」は、図面管理、不良記録、設備管理等をデジタルで一元管理可能で、「使いたいものだけ」「すぐに始められる」「安価で手軽な」サービスで、オリジナルサービスと提携業者とのパートナーサービスを展開し、特にオリジナルサービスは「サービス同士の連携」と「月々1,000円~20,000円で始められるサブスクリプションサービス」が大きな特長としている。

今回の提携は、製造業の顧客が多く、同じ大阪・関西に本社/本店を持つ大阪シティ信金との協業により、関西からものづくり企業を元気にすることを目指している。今後も同社は、大阪シティ信金をはじめ、金融機関や商工会議所を通じて、さらに広範囲にわたる展開を予定しており、より多くの企業に「ゲンバト」の利便性を実感してもらうように注力するほか、事業機会の創出支援や技術(事業)承継のサポートも行い、製造業界全体の発展に寄与することを目指している。

●「ゲンバト」
山善は日本のものづくりを70年以上にわたってサポートしてきた専門商社として、「製造現場にちょうどいいデジタルを」をテーマにした、複合型SaaSプラットフォーム「ゲンバト」のサービスを2024年2月より開始した。「ゲンバト」を通じて、中小製造業のデジタル化・DX化を手助けすることで生産性向上に貢献し、事業機会の創出支援、技術や事業承継のサポート等も行っていくとしている。