アスクル㈱は2月6日、同社で展開する商品廃棄ロス削減を目的とした取り組み「Go Ethical」が、1月20日に累計廃棄削減数(※)が200万個を達成したと発表した。
Go Ethicalは2019年11月より一般消費者向け(BtoC)インターネット通販サービス「LOHACO」で開始し、従来様々な理由でメーカー側で廃棄されていた商品を作り手のメーカーと共創しながら、品質に問題のない商品を廃棄することなくアウトレット価格で販売する独自の取り組み。
2023年9月からは事業所向け(BtoB)通販サービス「ASKUL」でも開始し、文具や梱包資材、事務機器などBtoBならではのカテゴリにも対象を広げ、取り組みを推進している。Go Ethicalを開始以降、77ブランド/メーカーが参画、これまでの累計廃棄削減数は「202万2,986個」(2025年1月20日時点)を達成している。
※2021年5月21日以降に販売したGo Ethical対象商品の販売数量(ASKUL、LOHACO合算)を出荷実績をもとに集計したもの。
●LOHACO
https://lohaco.yahoo.co.jp/special/ethical/
●ASKUL
https://www.askul.co.jp/sf/ethical/00/0/
2019年11月よりLOHACOで開始した「Go Ethical」は、商品の廃棄ロスを削減するほか、購入しやすい価格で販売することで新たな顧客獲得も目指す“プロダクト・ライフサイクル”を理想の形にする取り組み。小売店からの返品商品やパッケージ汚れ品、メーカー出荷期限切れ等を理由に従来は廃棄されていた商品を「Go Ethical」で販売することでブランド価値を損なうことなく、廃棄ロスを削減することが可能となる。2023年9月からはASKULでも展開し、文具や梱包資材、事務機器などBtoBならではのカテゴリも拡充している。
近年はサプライチェーン上流での取り組みを推進し、従来廃棄されていた製造工程で発生している規格外品や端材の販売も開始している。2024年7月には製造工程でボトルの外見が規格外で廃棄していたオリジナル天然水「つながる天然水」を数量限定で販売し、さらに同年12月には製造工程で廃棄されていた端材をアップサイクルした“つなぎ目入り”の養生テープと両面テープをGo Ethicalオリジナル商品として販売した。同取り組みを開始以降、77ブランド/メーカーが参画。この1月には遂に累計廃棄削減数(※)は「202万2,986個」(2025年1月20日時点)を達成した。