㈱メディパルホールディングス(メディパルHD)は7月17日、㈱レイヤードと、医療におけるデジタルトランスフォーメーション(DX※1)を推進し、医療従事者の負担軽減と質の高い医療サービス提供の両立による持続可能な医療の実現に向けて、医療者と生活者に新たな価値を提供することを目的とした業務提携契約を締結したと発表した。

今回の提携を通じて両社では、医療DXのための様々な支援ツール開発を検討することが可能になり、医療DXにおける新たな価値創造に向けて、①医療機関への経営支援、②需要予測の精緻化による物流効率化、③潜在患者の発掘・治療支援、④治験推進・臨床研究におけるDX、等について、共同研究ならびにサービス構築を推進していくことになる。

同社は、レイヤードに対して2023年1月、コーポレートベンチャーキャピタルファンドMEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合を通じて出資するほか、クリニックを中心とした医療機関へレイヤードのDX製品・サービスの提供を実施してきた。今回の提携を通じて、同社が有する物流力やマーケティング力と、レイヤードが有する医療インターフェイス(※2)を融合することで、リアルとデジタルの相互の経営資源を活かし、これまでの取り組みをさらに発展させていくことが可能となるとしている。

※1:デジタル技術を活用し業務の効率化や質を向上させること
※2:医療者と生活者を切れ目なくつなぐシステム・機能のこと

●業務提携先企業
社名:㈱レイヤード
代表者:代表取締役社長 毛塚牧人氏
本社所在地:福岡市博多区博多駅中央街8-27 第16岡部ビル5階
事業内容:クラウドサービス事業、プロフェッショナルサービス事業、メディア事業
設立:1998年7月
ウェブサイト:https://layered.inc/