NIPPON EXPRESSホールディングス㈱のグループ会社である日本通運㈱は1月12日、過去に退職した従業員を広く再雇用する「カムバック制度」を導入し、1月から開始したと発表した。

人財の価値を最大限に活かし、企業の価値向上を図る「人的資本経営」の重要性が増す中、日本通運においても多様な従業員が働きがい・やりがいを持ちながら、1人ひとりが能力を最大限に発揮できるような職場環境の整備を進めており、その取り組みの1つとして、ライフステージに合わせた就労機会の提供を目的に、出産・育児、介護等の事情により退職せざるを得なかった従業員を再雇用する「ジョブ・リターン制度」を設けていた。

今回開始する「カムバック制度」は、その制度を拡充し、過去の退職事由を限定することなく、意欲ある退職従業員を再雇用するもの。多様な人財の活躍による組織の活性化、即戦力となる人財の確保を強化し、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを推進するとしている。