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ヤマトホールディングス、国連グローバル・コンパクトに加盟

2014/04/04

ヤマトホールディングス(株)(本社:東京都中央区)は、この度、国際連合が提唱する持続可能な成長を実現するための国連と企業の協力の枠組み「国連グローバル・コンパクト」に4月3日に加盟したことを発表した。

また、同社グループ環境保護宣言の改訂を行い、同社グループの環境保護活動「ネコロジー」をはじめとしたCSR活動に今後も積極的に取り組むという。

「国連グローバル・コンパクト」とは、国連が提唱する「人権・労働・環境・腐敗防止」についての普遍的原則であり、国際社会において持続的な成長を可能にするための世界的な取り組み。

同社グループは「国連グローバル・コンパクト」の10原則を支持し、事業活動のなかで実践することで、社会の持続的な発展に貢献するとともに、中期経営計画「DAN-TOTSU3か年計画 STEP」に基づき「健全な企業風土の醸成」を推進していくとしている。

グローバル・コンパクトの10原則
人権
(1)企業は、国際的に宣言されている人権の保護を支持し、尊重する。
(2)人権侵害に加担しない。
労働
(3)組合結成の自由と団体交渉の権利の実効的な承認を支持する。
(4)あらゆる形態の強制労働を排除する。
(5)児童労働を実効的に廃止する。
(6)雇用と職業に関する差別を撤廃する。
環境
(7)環境問題の予防的なアプローチを支持する。
(8)環境に関して一層の責任を担うためのイニシアチブを取る。
(9)環境に優しい技術の開発と普及を促進する。
腐敗防止
(10)強要と賄賂を含むあらゆる形態の腐敗を防止するために取り組む。

同時に、2003年に同社グループ企業理念に基づき「環境保護宣言」を制定したが、社会の環境保護への関心の高まりや、2012年に制定した同社グループの環境保護活動「ネコロジー」の理念に応じて、4月1日より「環境保護宣言」を改訂した。

<主な改訂のポイント>
(1)「ネコロジー」の理念に基づき、同社グループの社員一人ひとりが取り組む重点事項を明示した。
(2)4つのカテゴリ(輸送のエコ、施設のエコ、商品のエコ、地域とのエコ)に分け、あらゆる場面の環境保護活動を明示した。

同社グループでは、「CSV=共通価値の創造」という概念のもと、企業と社会が共有できる価値を、本業を通じて創造していくことに取り組んでいる。全国各地で、行政や地元企業、地域住民と協力して、「買い物支援」「高齢者の見守り」などのサービスを提供している。今後もこのような取り組みにより、CSVを推進していくとしている。

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