(一社)日本物流団体連合会は9月13日、「令和5年度物流業界インターンシップ」を開催したと発表した。

第10回を迎えた今回は、合同説明会は8月17日にオンライン(Web)、8月21日に大阪会場(ハービスHALL)、8月28日に東京会場(産業貿易センター浜松町館)で行い、企業訪問は大阪地区では8月30日から9月1日、東京地区では9月5日から7日にかけて実施し、インターンシップ総括は9月8日にオンラインで開催した。

参加企業は合計30社1団体、参加学生数は合計335名となった。

「物流業界インターンシップ」は、物流業界への就職を目指す学生を対象に、普段見ることができない物流現場における業務体験を通じて、物流業の社会的重要性や先進性に対する理解を深め、業界の魅力を感じてもらうほか、自己の職業意識の育成を図る機会を提供することを目的として、平成26年(2014年)9月より毎年を開催されている。

参加企業による「合同説明会」および「企業訪問」、まとめとしての「インターンシップ総括」の三部構成となっている。

●合同説明会
冒頭にオリエンテーションとして、物流連から開会挨拶、「物流業界の現状と未来、求める人材像」と題して講演を行った。その後、学生は各参加企業・団体のブース等を自由に訪問し、各社から事業内容等の説明を受けた。

長谷川理事長による開会の挨拶
山田事務局長による講演会
ブースの自由訪問の様子
ブースの自由訪問の様子

また、各企業からの説明だけではなく、会員企業の若手社員で構成される「物流いいとこみつけ隊」による学生の個別相談を受ける質問ルームや、「物流の魅力について」と題したパネルディスカッション、実開催となる大阪・東京では、参加した学生との直接対話方式を取り入れたタウンホールミーティング等を行った。

みつけ隊によるパネルディスカッション
なんでも相談コーナー

●企業訪問
大阪地区では17社、東京地区では31社が企業訪問の受け入れを行い、参加学生は希望訪問先をそれぞれ訪問し、各社物流拠点の見学、座談会、体験業務を行い、物流業への理解を深めた。

●インターンシップ総括(Web)
合同説明会や企業訪問で経験・体験した情報を共有し、テーマに沿ってグループワークを行った。発表後には企業の若手社員より発表内容のフィードバックや座談会を行い、物流について新たな魅力を発見し、知識をさらに深める機会となった。