㈱ダイフクは4月3日、グループ新卒採用者112名を新たに迎え入れ、昨年に続き、同社滋賀事業所の近隣にある日野町町民会館「わたむきホール虹」で入社式を開催した。下代博代表取締役社長は新入社員に向けて以下の通り祝辞を贈った。
●下代博代表取締役社長の祝辞(要旨)
本日、ダイフクグループに入社された皆さん、新たな人生の出発の日を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。
現在は、究極の人手不足の時代です。機械にできることはすべて機械に、AIで判断できるものはAIで、この流れは今後も一層加速するでしょう。そして今や、マテリアルハンドリングは社会になくてはならない重要なインフラとなり、今後も持続可能な社会の実現のために貢献していくことを期待されています。
コロナ禍真っただ中の2020年度、2021年度の当社の業績は、それぞれ過去最高の売上高となり、2022年度も公表通り過去最高の受注高、売上高、営業利益となる見込みです。なぜコロナという逆風の中で好業績を残せたのか。その理由は、まさしく我々は止めることのできない物流を担っているということにあります。
今後、社会は今までとは比べようのないようなスピードで変化していきます。ESGやSDGsに代表されるように、人権の尊重や、地球環境に負荷を与えない等、持続可能な社会の実現に貢献することで発展を遂げていかなければなりません。
そうした中において、皆さんには、常に将来の社会にダイフクがどのように貢献できるのかを考える人であり続けていただきたいと思います。次世代の物流システムはどういうものであるべきかを考え、日本初、世界初のシステムを開発し、ダイフクグループを、時代をリードし、作っていく企業にしていって欲しいと思います。
当社の経営理念は、「モノを動かし、心を動かす。」です。マテリアルハンドリングという「モノを動かす技術」で、心豊かに生きられる社会の実現に貢献していきます。
今日から私たちは志を共にする仲間です。社是「日新」のごとく、今日よりも明日を向いて前進していきましょう。結びに、皆さんが元気に、明るく、そして楽しくダイフク人生を歩まれることを祈念して、私からの祝辞とさせていただきます。