サトーホールディングス㈱は4月3日、4月1日付で就任した小沼宏行代表取締役社長兼グループCEOの就任挨拶を以下の通り、発表した。

●小沼宏行代表取締役社長兼グループCEOの就任挨拶
サトーグループは、バーコードや RFID 等の自動認識技術を活用し、人やモノと情報をひも付けする「タギング」を通して、業務の生産性を高めるソリューションを提供しています。

1962年の値札貼付機・ハンドラベラーの発売以降、バーコードや2次元コード、そしてRFIDや位置測位の技術等、時代の変化に合わせたタギングの手法を用いて、一貫してお客さまの現場の情報化に携わってきました。タギングは机上で考えるだけではできません。なぜならタギングをする対象物の材質や形状に合ったタグの選び方や付け方、現場の運用にあわせた情報の読み取り方、集めた情報をシステムにつなげるタイミング等を考慮する必要があるからです。小売、製造、食品、物流、医療等、お客さまの現場と運用を深く理解した上で、プリンタやラベル商品、技術やサービスを組み合わせ最適なソリューションをご提供できることが私達の強みです。

人手不足、食や医療の安心、環境保全等、世界規模の課題が顕在化する中で、個々のお客さまの課題解決の集積が、業界ひいては社会全体の課題解決につながると考えています。昨今の技術革新により、タギングで情報化できるデータの種類も、モノの“属性”からモノの“位置や状態”にまで広がってきました。市場、業界ごとのお客さまの現場に対する深い理解とタギング手法の知見を付加価値の源泉に、変わりゆく社会から必要とされ続ける企業グループとなることを目指してまいります。

サトーグループには、「変化をよろこぶ心」というエスプリがあります。現状維持ではなく、時代とともに変化をし、自ら変化の風を起こして適応していくという考え方です。2040年に迎える創業100周年を見据え、1人1人の社員が自ら考え行動し、イノベーションを繰り返し起こし続ける集団となることを目指します。そのためにも、これまで以上に変化や挑戦が歓迎され、社員が働きがいを感じられる風土創りを実行してまいります。

今後も、サトーグループに対し、皆様のご愛顧とご指導を賜りますよう、心よりよろしくお願い申し上げます。