ヤマト運輸㈱は4月1日、2023年度入社式を行ったと発表した。全国の新入社員が対面形式で一堂に会するのは2019年度以来、4年ぶりとなった。
●2023年度入社式の開催概要
日時:2023年4月1日(土)10時30分~11時30分
新入社員数:大学・大学院卒111名、短大・専門卒4名、高校卒215名、合計330名
●長尾裕代表取締役社長の訓示(要旨)
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。ヤマトグループ全社員を代表し、皆さんが当社のメンバーに加わっていただけたことを、心から歓迎いたします。
今日から社会人としての新しい人生をスタートされた皆さんは、1人ひとりがプロフェッショナルとしての道を歩むことになります。ヤマト運輸には、配達や安全、品質、オペレーションや営業、デジタル、サービス開発等、様々な領域でのプロフェッショナルがいます。是非、皆さんもこれから様々なことを経験し、どの領域のプロフェッショナルを目指すか、しっかりと考えて欲しいと思います。私達も皆さんが成長するための機会と場をしっかりと提供していきたいと思います。
そして、これからヤマトグループの一員として様々な業務を行うにあたり、経営理念と社訓は常に意識して欲しいと思います。経営理念は、まさに私たちの存在意義=パーパスになります。社訓は、社員の心構えであり、時に心の支えにもなります。「ヤマトは我なり」は、自分事として仕事を考える。「運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」は、単に物を運ぶだけではなく、その荷物を運んでほしいと依頼された方の思いも一緒に運ぶことを表現しています。「思想を堅実に礼節を重んずべし」は、常に正しい考えのもと、礼儀・礼節を重んじた人間関係を構築する。これは社会人として意識すべき非常に大切なことです。
最後に、皆さんへのお願いです。是非、様々なことに関心を持って下さい。これからの社会人人生では、多くのことを経験、体験し、見聞きする機会があります。その時に、素直に受け止めることも大事ですが、「何故」「どうして」と疑問や好奇心、興味を持って下さい。それを続けることで、皆さんの視野が少しずつ広がっていくと思います。
時には目の前の仕事で精一杯になってしまう時があると思います。その時は、一息ついて、顔を上げて周りを見渡して、視野を広げてみて下さい。
皆さんがこれから笑顔で元気よく、ヤマト運輸の業務に参加してくれることを期待しています。そして、私達もしっかりと、そのためのサポートを行っていきたいと思います。
本日は誠におめでとうございます。