㈱EVモーターズ・ジャパン(EVMJ)は12月21日、グリーンスローモビリティを同社のラインナップに追加したと発表した。

グリーンスローモビリティとは、最高速度20km/h未満の電気自動車を活用した移動サービスを指す。道路運送車両の保安基準で、最高時速20km/h未満の車両は窓ガラスやシートベルト等の装着が免除される緩和があるとしている。

グリーンスローモビリティ4人乗り・6人乗り

コンパクトな車両サイズのため、住宅地・山間地・離島等、様々な場所で走行可能で、地域の足としてコミュニティバス・乗合タクシー等、様々な用途に応じて使用することができる。

グリーンスローモビリティは地域交通の大幅な低炭素化と、ラストワンマイルの確保、観光振興、中心市街地の活性化等、地域が抱える様々な課題を解決するための有効な手段となる車両としている。

●グリーンスローモビリティの5つの特長
①Green:電気で充電できるので環境に優しい
電気で走るため、燃料費を大幅に削減できるほか、ガソリンスタンドが減少している地域でも簡単にコンセントでの充電が可能のため、幅広い地域での活用が可能。EV化による新たな観光モビリティの展開と脱炭素社会の実現を後押しする。

②Slow:最高速度が20km/h未満なので景観の認識度を向上
ゆっくり移動できるため、景色や町並みを楽しみながら移動する観光地での移動モビリティとしても最適。

③Safety:運転に慣れていないかたや高齢者でも運転が容易
運転操作が通常のAT車とほぼ同様で、低速走行車両(20km/h未満)のため、重大事故のリスクが低く、運転に不慣れな方でも安心して走行可能。

④Small:同じ乗車定員の車両と比較し小型
通常の同乗車人数の車両と比較してコンパクトなサイズのため、従来通れなかったような道路でも活躍できるほか、乗用車で通るとすれ違いで渋滞してしまうような道路等でも活用できる可能性があり、柔軟で効率的な移動を支援する。

⑤Open:窓ガラスがないので解放感を感じられる

●商品特長
(1)最高速度20km/h:スローモビリティ対象車両
(2)保安部品の標準搭載により、公道の走行が可能
(3)開閉式窓付きガラス製透明ドアとエアコンを搭載(下部を半透明にすることも可能)、側名のドアは取り外し可能
(4)灯火装置にはすべてLEDを採用
(5)レザーシートと3点式シートベルトを標準搭載
(6)バッテリ:リチウムイオン電池 (LFPモジュール)、2タイプを準備:48V 20kWh/60V 25kWh
(7)航続距離 (km):4人乗り:80~95 / 6人乗り:70~80