三菱ロジスネクスト㈱は12月19日、国内の販売会社等、全国400か所以上にのぼる営業サービス拠点に所属するサービスマンを対象とした「第2回サービスマン技能コンテスト」を開催したと発表した。
12月15日には、その最終関門として予選通過者15名による「マイスター選考会」を開催。その結果、5名を“サービスマイスター”に認定した。
同コンテストは、全国すべてのサービスマンを対象に、競い合いの場や努力目標を持つ機会の提供を通じて、サービス技能向上への意欲を高めるほか、販売会社間の交流、学び合いを目的に2019年に初開催。その後の新型コロナ禍を踏まえ、オンライン中継の導入等、感染防止対策を講じた上で3年ぶり2回目の開催となった。
開催においては、全国で同社製フォークリフトの整備等を担当するサービスマンの中から、販売会社の推薦を受けた71名がエントリーし、予選としてフォークリフトの構造・機構、関係法令等、整備に必要な幅広い知識を問う筆記試験を実施。予選を勝ち抜いた15名が同社本社に集合し、実技によりサービス技能を競う「マイスター選考会」に臨んだ。
選考会では、制限時間内にバッテリフォークリフトやエンジンフォークリフトの故障診断を行う形で進められ、顧客役である審査員への応対では挨拶に始まり、問診、状態確認、不具合個所の特定、修理・部品交換、顧客への説明まで、各出場者が日頃の業務を通じて磨いたサービスの総合力を競った。
審査項目は安全作業を含め50項目以上に及び、技術・知識・応対・安全作業のすべてで優秀な成績を収めた上位5名が、安全・安心・信頼を体現する全サービスマンの模範となる“サービスマイスター”に認定された。
翌16日には、認定された5名による「マイスターエキシビション」が開催され、観戦者の投票により、北関東ニチユ㈱ 小山支店の市毛卓哉選手がMVPに選出された。
選出後の表彰式で、市毛選手は「サービスマンの模範となるよう引き続き精進し、お客様のために良い仕事をしていきたい」と今後の抱負を語った。