三機工業㈱は12月13日、企業等の環境にまつわる情報開示・評価を行う国際的な非営利団体CDPから、気候変動への取り組みおよび適時適切な情報開示が認められ、2022年の「気候変動」分野で最高評価である「Aリスト企業」に認定されたと発表した。気候変動のAリスト企業は、世界では283社、うち日本では同社を含む74社となっている。

CDP気候変動2022 Aリストロゴ

三機工業グループは、2030年に自らの温室効果ガス排出量、2050年にサプライチェーンを含む温室効果ガス排出量のカーボンニュートラル実現を目指す「SANKIカーボンニュートラル宣言」を2022年2月に行い、温室効果ガス排出量の削減に積極的に取り組んでいる。

気候変動問題は、総合エンジニアリングを展開する同社グループの本業と直結する課題であり、その解決に向け建築設備やプラント設備など多様な分野で省エネルギー・脱炭素エネルギー技術の活用・導入拡大を進めている。

同社グループ独自の取り組みとして、顧客への省エネ提案が採用された場合のCO2削減量に応じて環境保全活動を支援する「SANKI YOUエコ貢献ポイント」制度を2010年10月から実施しており、今後も引き続き事業活動を通じた脱炭素社会への貢献に取組んでいくとしている。

●2022年CDP Aリスト
https://www.cdp.net/en/companies/companies-scores

●CDPについて
CDPは、英国のロンドンに本部を置く2000年に設立された非営利団体であり、環境への影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営している。CDPの環境情報開示とその評価プロセスは、企業の環境報告のグーローバルスタンダードとして広く認知されており、2022年は世界の時価総額の半分に相当する100か国以上の約2万の組織がCDPを通じて情報を開示している。

●「SANKI YOUエコ貢献ポイント」制度
同制度は、三機工業グループ施工の設備工事において、顧客に省エネ提案が採用された場合にCO2削減量をポイントに換算して環境保全活動を支援するもので、顧客とともに地球温暖化防止、持続可能な社会の実現に貢献するための制度。