SGホールディングス㈱は7月1日、同社が保有する㈱日立物流株式の一部を売却したと発表した。

●売却の理由
同社グループでは中長期的な取引関係の維持・発展、シナジーの創出等、保有する目的に必要性・合理性があると判断した取引先企業の株式(政策保有株式)を一部保有しており、日立物流株式はこれに該当。保有する政策保有株式に関しては、コーポレートガバナンス・コードに則り、定期的にその保有目的やシナジーの状況、資本コストに対するリターン等を精査し、継続保有や適正な保有水準等について検証している。

特に日立物流株式は2020年9月、2021年4月の過去2回にわたり持分比率の引き下げを実施したが、持分比率の水準の妥当性は継続的に検討していた。

そうした検討の結果や、近時において政策保有株式に対する市場の関心が高まっていること、また議決権行使助言会社の基準等も踏まえ、コーポレートガバナンスのさらなる向上と資本効率の向上の観点から、今回保有する日立物流株式の一部を売却した。

●本件取引の内容
同社が保有する日立物流株式200万株(発行済株式総数比(自己株式を除く)2.4%)について立会外取引で売却した。

●業績への影響
本件株式の売却に伴う2023年3月期親会社株主に帰属する当期純利益への影響額は80億円を見込んでいる。

●今後の提携関係
両社は引き続き提携関係を継続し、事業活動のシナジー創出に向け営業活動の連携、拠点・車両のシェアリングによるインフラの共有化等により協業を推進していくことで両社の事業成長を目指す。

●日程
取締役会決議日:2022年6月28日
日立物流株式の売却完了日:2022年7月1日