国土交通省は5月31日、令和4年3月分のトラック輸送情報を発表した。

●特別積合せ貨物
(1)輸送トン数の概況
調査対象24社の3月の輸送量は611万9,000千トン(前月比121.1%[季節調整済み100.9%]、前年同月比102.3%)となった。

平均稼働日数は24.8日(前月比3.5日増加、前年同月比0.3日減少)、稼動1日当たりの輸送量は、24万7,000トン(前月比104.0%、前年同月比103.6%)となった。

輸送トン数の推移

(2)宅配便の概況
調査対象14社の3月の宅配便貨物取扱個数は4億2,661万5,000個(前月比120.0%[季節調整済み105.4%]、前年同月比102.6%)となった。

宅配便取扱個数の推移

(3)品目別および地域別増減状況
調査対象25社における品目別および地域別輸送状況の主な増減要因は以下の通り。

品目別では、「農水産品」、「機械」、「食料工業品」および「日用品」で2か月連続の増加となった。

◎前月との比較
・品目別
工場・生産地からの貨物増がすべての品目で、商社・問屋からの貨物増が「日用品」で、倉庫から出る貨物増が「機械」、「化学工業品」、「繊維工業品」、「食料工業品」および「日用品」で、季節的需要増が「化学工業品」、「食料工業品」および「日用品」で見られた。

・地域別
「東北」、「関東地方」、「北陸信越」、「中部地方」、「近畿地方」および「中国」で貨物増となった。

◎前年同月との比較
・品目別
工場・生産地からの貨物増が「食料工業品」で見られた一方、商社・問屋からの貨物減が「日用品」で見られた。

・地域別
特記する地域は見られなかった。

●一般貨物
(1)地方運輸局等別輸送状況
全国の一般貨物トラック事業者(3月の回答事業者759社/調査対象事業者数987社)の輸送量は前月比112.1%、前年同月比100.3%となった。

一般貨物の地域別数値表