古河電気工業㈱は5月16日、富士通㈱の支援のもと、さらなるビジネス環境の変化に柔軟に対応できる事業基盤の変革を目的として、SAPのオファリング「RISE with SAP」のコアである「SAP S/4HANA」や素材業界向けソリューション「SAP for Mill Products」、世界最大規模の間接材購買ネットワークを提供する「SAP Ariba®」で販売・会計・購買システムを刷新した。

富士通はSAPのグローバルパートナーとして40年以上にわたり培ってきた経験やノウハウを体系化した、オリジナルのSAPソリューション導入方法論を活用し、基幹業務システムの刷新を強力に支援した。

古河電工は今回の取り組みにより、業務プロセスの全面的再構築・標準化を通してアジャイルな事業運営と新たな価値創造のためのデジタル基盤を構築し、今後さらなるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速していく。

●新システムの概要
古河電工は、「SAP S/4HANA」と「SAP for Mill Products」を販売・会計・購買領域で導入し、12事業部門の業務プロセスを標準化し、新システムに統合。また、購買システムには「SAP Ariba」を導入し、アジア地域で初となる「SAP S/4HANA」と「SAP Ariba」のシームレスな連携を実装することで、受注から出荷までの在庫・損益の統合管理を実現した。

新システム概要図