トーヨーカネツ㈱(TKK)は5月13日、TKKグループの事業活動を通じた温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)排出を削減し、グループ事業所におけるGHG排出量に関し、2050年までにカーボンニュートラルを達成、また、2030 年までに2019年度比で50%削減するという目標を策定した。

TKKグループは、「気候変動への対応」を企業価値に特に大きな影響を与える社会課題として認識し、2018年度に特定した重要経営課題(マテリアリティ)の冒頭に、「1気候変動による事業環境変化への取り組み」を掲げている。今回、同グループとして、脱炭素社会に向けて事業を推進する中での目指すべき数値目標として、GHG排出削減方針を策定したもの。

●対象範囲と削減目標
<対象範囲>
TKK 単体および国内海外連結子会社における「Scope1排出量+Scope2排出量」
Scope1排出量:自社での燃料の使用等によるGHGの直接排出
Scope2排出量:自社が購入した電気・熱の使用によるGHGの間接排出

<目標>
「2050年までにカーボンニュートラルを達成」
「2030年までに2019年度対比で50%に削減」

なお、Scope3排出量(Scope1, 2以外のサプライチェーンGHG排出量)については、本目標の対象としていないものの、仕入先・顧客とも協働し、サプライチェーンを通じたGHG排出量の削減に向けた取り組みを推進していく。

<TKKグループGHG排出量の現状>

脱炭素社会実現に向けた GHG 排出量(Scope1&2)削減への取り組み