(一社)日本物流団体連合会(物流連)は4月15日、第4回ダイバーシティ推進ワーキングチーム「女性活躍推進」(座長:東京女子大学教授 二村真理子氏)を全日通霞が関ビル会議室とオンライン併用で、16名の参加者(うちオンライン参加11名)を得て開催した。

物流連の伊勢川事務局長の挨拶の後、ヤマト運輸(株) 執行役員 サステナビリティ推進担当の秋山佳子氏から「サステナブル経営と多様性」と題し、ダイバーシティ経営の背景、メリット、人事施策例等を交えた講演が行われた。

ヤマト運輸 秋山佳子氏

続いて、ワーキングチームメンバー社より、各社の取り組み事例共有発表を行った。全16社および1団体の発表予定で、今回(第4回)は8社および1団体が発表し、次回(第5回)は8 社が行う予定。

共有事例発表の様子

今回の発表では、介護・育児休業制度、育児時短勤務とフレックス制度、時間有給休暇制度、結婚・出産・育児・配偶者の転勤による退職者の再雇用制度、配偶者海外転勤休職制度、女性キャリア支援・女性役職者・女性役職者上長研修等、各社それぞれの取り組みについて発表が行われた。質疑では、それぞれの制度の実際のやり方について、理解を深めるものが多く出た。最後に二村座長より、今回の事例共有発表において女性のキャリアアップ研修、管理職研修等、キーワードとなるものがあった、意識を変えて行くにはトップダウンだけでなく時間も必要とのまとめがなされた。

次回開催は2022年6月8日(水)を予定している。