2014/01/28

乾汽船(株)は、事業継続マネジメントシステムの国際規格であるISO22301:2012の認証を、1月14日付で第三者認証登録機関であるビューローベリタスジャパン(株)から取得したと発表した。

同社は2008年8月にBCMS（事業継続マネジメントシステム）を導入し、事業継続計画（Business Continuity Plan：BCP）の策定と維持・改善に努め、同年12月に英国規格BS25999-2：2007を国内運輸業界において初めて取得した。この度、BCMSの国際規格発行に伴い、同規格を取得したものだ。

同社は2001年に神戸から東京に本社を移転したが、1995年に阪神・淡路大震災に遭遇した経験から、危機管理への対応の必要性を強く認識しこれまでシステムの構築に取り組んできた。特に2011年3月に発生した東日本大震災では事業継続の重要性を改めて認識し、新たにシンガポールに拠点を設け一極集中のリスクを分散させるなど基盤強化を図ってきたという。

このたび、同社の「自社管理船舶による国際海上輸送サービス」に関しての事業継続マネジメントシステムが、国際規格を満たすものとして認証された。これを機会に今後とも、事業継続性を意識した取り組みを強化し、顧客と社会からより一層信頼される質の高いサービスを提供していくとしている。

＜認証の概要＞

認証組織：乾汽船(株)

認証登録番号：2679021

認証登録日：2014年1月14日

認証登録範囲：自社管理船舶による国際海上輸送サービス

認証機関：ビューローベリタスジャパン(株)

認証規格：ISO22301:2012