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日立物流、火災に関連する周辺環境調査結果を報告

2022/01/24

(株)日立物流は1月21日、2021年11月29日午前8時 50 分頃に発生した同社グループ会社、(株)日立物流西日本の物流センターでの火災に関連して実施した周辺地域の環境調査結果について報告した。

(1) 環境省が設置している常時監視システムのデータ解析
同火災の延焼前後の大気への影響を確認するため、「そらまめくん(環境省大気汚染物質広域監視システム)」の常時観測データを解析した。
【データ期間】2021年11月28日~12月11日(火災発生の前日から鎮火の1週間後まで)
【測定局】此花区役所、浜甲子園、南港中央公園、出来島小学校
※(株)日立物流西日本 舞洲営業所に最も近い、東西南北に位置する4地点の測定局
【分析対象項目】①二酸化窒素 ②浮遊粒子状物質(SPM)
【分析結果】①②いずれも環境基準値内であることが確認できた。

(2) 大気調査
同火災の延焼中は調査が実施できなかったため、鎮火(2021年12月4日)後、直ちに空気を採取し、調査を実施した。
【調査実施日】2021年12月5日
【採取場所】 ①(株)日立物流西日本 舞洲営業所 東側②同北側
※西側および南側は公道に面しているため除外した。
【調査項目】 有害大気汚染物質等(環境省の定める優先取組物質であるベンゼン、トルエン、ヒ素を含む全23項目)
【調査結果】 ①②の調査項目のうち、①にてベンゼンが環境基準値を超えた。ベンゼンについては2022年1月6日に追加調査を行い、環境基準値内であることが確認できた。
その他の項目は環境基準値および指針値を下回っていることが確認され、周辺地域の結果と比較して同水準だと確認されたとしている。

●調査概要・報告書の詳細
https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/important/pdf/20220121_tenpu.pdf

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