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MH協会・竹津会長「規格統一に向けた取組強化」

2022/01/05

日本マテリアル・ハンドリング協会は、同協会・竹津久雄会長による令和4年の年頭所感を発表した。

●年頭所感
もう2年近く、全世界で新型コロナウイルスが蔓延しています。ワクチン接種が進展した欧州でも感染が再拡大しており、新たな変異株の感染も懸念される状況です。

わが国では、昨年夏に医療崩壊レベルの感染爆発が起きましたが、その後は感染者が激減しました。ワクチン接種率が80%を超えても感染再拡大の恐れはあるものの、特効薬の普及も期待でき、今後は重症化のリスクを抑えながら、景気と経済活動を活性化する成長戦略が必要だと考えています。

さて、今年の干支は「壬寅みずのえ・とら」です。

冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年であると言われています。コロナ禍の冬の季節が長く続きましたが、今年は華々しい景気回復局面が訪れることを期待しています。

今回のコロナ禍で、グローバルサプライチェーンとそれを支えている物流の大切さが各方面で改めて認識されています。そして物流を効率的に、円滑に機能させるためにはマテハン業界の果たすべき役割が非常に大きいと考えています。

世界的な潮流として、脱炭素化の流れや、加速度的に進むDXなどの動きを踏まえると、今後さらに世界は大きく変貌し、物流事業者もお客様も、新たな技術革新が不可欠になります。自動化・省力化の取組みも人手不足の対応だけでなく、DXを基軸としたIoTやロボティクスを活用したマテハンが必須であり、生産性向上の観点からも包装やパレット、データの規格統一に向けた取組みを強化する必要があります。

協会としても、平素からご支援いただいている公益社団法人日本包装技術協会と連携し、政府や各業界団体への働きかけを強めていきたいと考えております。

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