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JAISA小瀧会長「オリンピックで活躍した自動認識技術」

2022/01/05

(一社)日本自動認識システム協会(JAISA)は、同協会・小瀧龍太郎代表理事会長による令和4年の年頭所感を発表した。

●年頭所感
昨年の国内経済は、一昨年から続く新型コロナウィルス感染症による打撃が徐々に回復に向かっているとはいえ、対面型サービス業はじめ回復が待たれる業種も多く、依然として楽観視できない状況が続いております。

コロナ禍においての明るい話題といえば、昨夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催され、世界中の人々に感動を届けてくれたことでしょう。アスリートの活躍はもとより、大会関係者や医療従事者、ボランティアの方々の献身的な活動も広く紹介されました。また、オリンピックを機に導入された移動最適化システムや水素エネルギーシステム、感染症サーベイランス強化など、安心・安全で、環境に配慮した最新のテクノロジーを広く海外にアピールすることができました。さらに競技の運営面においても、記録測定や人の監視ほか、さまざまな分野に自動認識技術が利用されています。

毎年当協会が主催している自動認識総合展においても、RFID、画像認識や生体認証などのソリューションが多く展示され、来場者の関心を集めております。自動認識技術はこれまでも、非接触化、省人化、そしてAI、ロボット、自動走行など新技術と融合してデジタル化を促進し、経済の発展と社会生活の利便性向上に貢献してきました。

本年は当協会の活動として、IT人材育成のための自動認識に関する各種セミナーと自動認識技術者資格認定講習・試験の実施、自動認識市場の拡大と活性化に向けた展示会の開催、研究開発センターの部会・プロジェクト活動をさらに充実させて、会員企業の皆様とともに総合的な自動認識技術の活用促進をより広範囲に進めてまいります。また、業界関連団体や関連省庁との連携をはかり、経済の発展に貢献してまいります。

2022年が皆様に実り多き年でありますよう、そして益々のご発展を祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。

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