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日通、スタートアップ企業との「共創」開始

2021/12/17

日本通運グループは12月16日、2022年1月よりオープンイノベーションを目的として、SBIインベストメント(株)、(株)ANOBAKA、DRONE FUND(株)の3社のベンチャーキャピタルファンドへ出資し、スタートアップ企業との共創の取り組みを開始すると発表した。

昨今のコロナ禍や気候変動はこれまでの産業構造に変化を迫っており、それを契機としたデジタルトランスフォーメーションや脱炭素の潮流は想像を超えるスピードで動き始めている。

日通グループは中長期の成長に向けて「新たな価値創造」を目指し、新しい事業・サービスモデルを探索してきたが、外部の新興企業の新しい事業アイデアや技術を日通グループに取り入れるため、「ベンチャー共創チーム」を社内に設置し、3社のVCファンドへ出資する。

●ベンチャー共創チーム概要
名称:日本通(株) 事業開発部 ベンチャー共創チーム
人員数:3名(日通部門および事業会社に共創サポーターを別途配置予定)
活動内容:スタートアップ企業の発掘、共創仮説の立案、共創への伴走

●ベンチャーキャピタルファンド運営会社概要
・SBIインベストメント(株)
会社概要:1996年設立。SBIホールディングス(株)(東証一部上場)のベンチャーキャピタル子会社。同社が事業会社と共同で設立したCVCファンドの出資約束金額(累計)は国内最大級(※)の1,000億円超の実績を誇る。
※2021年10月時点、日通調べ
出資先:SBI 4+5ファンド(ファンドサイズ約1,000億円)

・(株)ANOBAKA 
会社概要:2015年設立。KLab(東証一部上場)よりMBOにより独立し、シード特化型ファンドとして活動。“Empowering Mad Dreams”をビジョンとしてシード期のスタートアップを対象としたベンチャーキャピタルのファンドを運営。「チャレンジ」を至高の概念とし、起業家に勇気を与え、夢を実現させるプロフェッショナルファーム。
出資先:ANOBAKA3号ファンド(ファンドサイズ約60億円)

・DRONE FUND(株) 
会社概要:2017年設立。「ドローン・エアモビリティ前提社会」を目指し、ドローン・エアモビリティ関連のスタートアップへの投資に特化したベンチャーキャピタル。3号ファンドはドローン・エアモビリティおよびその社会実装に資するテクノロジーへ幅広く投資を展開。
出資先:DRONE FUND 3号ファンド(ファンドサイズ約100億円)

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