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三井倉庫HD、DX戦略を策定

2021/11/02

三井倉庫ホールディングス(株)は11月1日、物流を通じてサプライチェーンにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を図るべく「三井倉庫グループ DX 戦略」を策定した。

重要施策における「攻めのDX」では、SCM情報をスケールフリーネットワークで収集した上で、SCMの変化に対応可能なデジタルプラットフォームを構築、マイクロサービスを提供することで顧客のSCM最適化に貢献する。そして、「守りのDX」では、同社グループの持つフルスペックの物流機能において最新技術を導入し、スマートロジスティクスへの対応を加速させ、オペレーション品質の更なる向上と効率化を推進する。

●「DX 戦略」策定の背景と骨子
同社グループは、物流という社会インフラを担う企業としてサプライチェーンにおける情報のデジタル化、見える化を通じて社会価値を創出すべく「三井倉庫グループ DX戦略」を策定。
今後、同戦略に基づいた各種取り組みや、様々なプラットフォームとの連携・協創を通じ、「人の力」と「テクノロジーの力」を融合した「圧倒的な現場力」の構築に一層注力していく。具体的には、以下の5項目の重要施策を「攻めのDX」と「守りのDX」に体系化し、推進することで顧客のビジネスを支えるサプライチェーンの最適化に取り組む。

●5項目の重要施策
(1)「攻めのDX」:SCMデジタル情報の見える化を通じたビジネスモデルの変革
「SCM デジタルプラットフォームの構築」
「マイクロサービス(便利アプリ群)の構築」

(2)「守りのDX」:SCM 情報のデジタル化を通じた組織・企業文化風土の変革と事業の最適化
「スマートロジスティクスへの対応」
「ナレッジ基盤の構築」
「基幹システムのDX対応」

(3)DX投資額
2025年3月期までに約100億円の投資を予定。

●「三井倉庫グループ DX 戦略」詳細
https://www.mitsui-soko.com/-/media/pdf/msh/news/2021/2021110101.ashx

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