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物流連、令和3年度第1回物流環境対策委員会開催

2021/09/14

(一社)日本物流団体連合会(池田潤一郎会長)は9月9日、全日通霞が関ビル(千代田区霞が関)で令和3年度第1回物流環境対策委員会(委員長:日本貨物鉄道(株) 取締役兼常務執行役員 経営統括本部長 犬飼新氏)を開催した。

委員会に先立ち、同委員会主催の物流分野における環境対策への取り組みに関する講演会が開催された。今回は2部構成としており、まず第1部として、国土交通省総合政策局 環境政策課長 松家新治氏から、「国土交通グリーンチャレンジの取組について」と題し、国土交通省が7月に公表した「国土交通グリーンチャレンジ」を中心に、2050年カーボンニュートラルおよびグリーン社会の実現に向けた同省の重点プロジェクト等が説明された。次に第2部として、第22回物流環境大賞で「物流環境大賞」を受賞した河村商事(株) 代表取締役社長の河村篤前氏から、「7社連名での物流環境大賞受賞案件について」と題し、受賞案件の概要および取組みにおける工夫や苦労をした点等が説明された。当日は関東圏外からも含めて88名(実参加19名、オンライン69名)が参加した。

引き続いて開催された委員会では、冒頭、物流連の長谷川理事長と犬飼委員長の挨拶に続き、本年度上期の活動報告、本年度下期の活動計画について審議された。

まず、本年度上半期の活動報告では、第 22 回物流環境大賞の表彰結果、令和3年度(第8回)モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)の応募を9月末日まで受け付けていること、第20回グリーン物流パートナーシップ会議については、6月に閣議決定された「総合物流施策大綱」を受けて表彰部門を新設したこと、東京2020大会に向けて「2020TDM推進プロジェクト」に参画し、講演会やメール等による情報提供を行ったほか、経済産業省、国土交通省が主催した第3回「カーボンニュートラルに向けた自動車政策検討会」で物流連がトラックEV化への課題・要望を発表したこと等が説明された。

続いて、本年度下期の活動計画では、令和 3 年度(第 8 回)モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)の表彰式を11月下旬に開催予定であること、第22回物流環境大賞の募集を12月より開始すること、および第20回グリーン物流パートナーシップ会議の表彰案件公表を12月中旬に予定していることが説明された。また、新たな取組みとして、物流業界における低炭素・脱炭素化の推進に資することを目的として、「物流分野における低炭素・脱炭素化推進に向けた情報交換会」を立ち上げることなどが提案され、活動計画は原案通り全会一致で承認された。

次回の委員会は令和4年3月頃の開催を予定している。

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