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Syrius、総額2,000万ドル超の資金調達実施

2021/08/18

中国Syrius Roboticsは8月18日、シリーズBでTikTok親会社のByteDanceをリードインベスター、Lenovo Capital and Incubator Groupをコ・インベスターとし、すでに投資を受けていたSequoia Capital China、Future Capital、ZhenCheng Capital、Tryin Capital、およびPKSHA SPARX Algorithm Fundより合計2,000万ドル(8月18日付の換算で約21億円)を超える資金調達を実施したと発表した。

同社はこれまで日本、韓国、シンガポールを中心に、EC物流倉庫向け、物流AMRに基づくフレキシブルな物流DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションを提供。今後、中国や欧米でビジネスを展開し、独自開発したAMRオペレーションシステムであるmegacosmOSとAIoTクラウドプラットフォームであるFlexGalaxyを通じて幅広い分野でAMRの利用拡大を図る。

同社はAMRとAIoT技術を活用し、ロボットを倉庫内の「足」とし、クラウド上のオペレーショナルインテリジェンスを「脳」として、ワークフロー、ロケーション管理、在庫管理等を最適化し、倉庫運営を革新する。さらに重要な点は、同社のAMRソリューションは従来の自動化設備に比べて、はるかに柔軟性が高い点が挙げられる。大規模リニューアル不要で、既存オペレーションを止めることもなく、数日で導入することが可能。人との協働作業で人材確保と効率向上を同時にできる。また、使用台数を柔軟に調整できるため、業務の繁閑の波に対応している。

Syrius Roboticsは2021年の年始よりRaaS(Robot as a Service)サービスを本格化して以来、ロボットレンタル、ソフトウェア設定、保守・交換対応を含むサブスクリプション形式でのサービス提供を実施。RaaSモデルの普及に伴い、物流業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現支援に注力している。

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