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ヤマト、通期予想を上回る増収大幅増益で着地

2021/04/28

ヤマトホールディングス(株)は4月28日、2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)連結業績について、営業収益は1兆6,958億6,700万円(前年比4.0%増)、営業利益は921億2,100万円(同106.1%増)、経常利益は940億1,900万円(同131.4%増)、純利益は567億円(同154.0%増)と発表した。

なお、2021年1月29日に公表していた当初の通期連結業績予想と今回の実績値に以下の差異が生じたと発表した。

●2021年3月期通期連結累計期間の業績予想と実績値との差異(単位:百万円)
前回発表予想(A) 営業収益1,680,000 営業利益82,000 経常利益82,000 当期純利益43,000
実績値(B)    営業収益1,695,867 営業利益92,121 経常利益94,019 当期純利益56,700
増減額(B-A)   営業収益15,867(増減率0.9%) 営業利益10,121(同12.3%) 経常利益12,019(同14.7%) 当期純利益13,700(同31.9%)

●業績予想と実績値の差異の理由
営業収益はデリバリー事業でのプライシングの適正化により宅急便単価は堅調に推移するものの、消費増税の影響等により荷動きがやや低調な中、宅急便取扱数量が弱含みで推移することから、前回発表予想を400億円下回る見込み。一方、利益面では宅急便取扱数量に応じたコストコントロールを強化し、営業費用は前回予想を180億円下回る見込み。しかし、営業収益の下振れにより、営業利益、経常利益は前回発表予想を220億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を120億円下回る見込みとなった。

また、同社は2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績予想について、営業収益は1兆7,750億円(前年比4.7%増)、営業利益は950億円(同3.1%増)、経常利益は950億円(同1.0%増)、当期純利益は530億円(同6.5%減)としている。

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