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日通と東京センチュリー、日通商事リース分社化で協業

2021/01/18

日本通運(株)および東京センチュリー(株)は1月18日、日通商事(株)のリース事業分社化に伴い、分割準備会社「日通リース&ファイナンス(株)(予定)」の株式取得につき合意したと発表した。

日通商事のリース事業は日通グループのみならず官公庁・自治体をはじめとしたグループ外との取引も多く、これまで培ってきた高い営業力と、信用力の高い優良顧客の強固な基盤を活かして、相応の規模感を持ちながら堅実に成長してきた。

今回の協業の目的は、新会社のさらなるリース事業の成長・発展に向け、日通グループおよび東京センチュリーの相互の顧客基盤、事業ノウハウ、拠点ネットワークの活用によりシナジーを発揮し、社会課題の解決と循環型経済社会の実現への貢献を目指す。

●協業の内容
日通商事のリース事業を、日通が設立する新会社に対して、分割型吸収分割の方法により承継させる。その後、東京センチュリーが新会社の発行済株式数の49%相当の普通株式を日通から取得。損害保険ジャパン(株)が同2%相当の優先株式を取得する。新会社は日通、東京センチュリー、損保ジャパンの3社による共同出資会社となり、日通と東京センチュリーの持分法適用関連会社となる予定。

今回、日通、日通商事、東京センチュリーの3社は、日通グループが有する信用力、多様な顧客基盤、リース事業のケイパビリティと、東京センチュリーがパートナー企業との共同事業で培った金融・サービスノウハウを融合させることにより、社会・顧客の発展に役立つ最適なサービスを提供し、事業の成長を目指す。

新会社は今後、日通グループのバランスシートコントロールの実施に向けた役割を果たすほか、成長期待分野への積極的な事業展開を行うことにより、日通グループと東京センチュリーの資本効率および企業価値の向上にも貢献していく。

●新設会社の概要(注)
※2021年3月31日時点(予定)
名称:日通リース&ファイナンス(株)(予定)
所在地:東京都港区海岸一丁目14番22号(予定)
代表者の役職・氏名:日通商事および東京センチュリーから1名ずつ選任する予定
事業内容:リース事業
資本金:10億円(予定)
設立年月日:2021年1月15日
決算期:12月31日(予定)
大株主と持株比率(2021年3月31日時点)
・日本通運(株):49.0%
・東京センチュリー(株):49.0%
・損害保険ジャパン(株):2.0%

●日程
新会社設立日:2021年1月15日
株式譲渡契約締結日:2021年1月18日
株式譲渡日:2021年3月31日(予定)
新会社営業開始日:2021年4月1日(予定)

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