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オークラ大庫社長「新時代へのマテハン イノベーションに挑戦」

2021/01/01

オークラ輸送機(株)は2021年1月1日付で同社の大庫良一代表取締役社長の令和3年の年頭所感を発表した。

●オークラ輸送機・大庫社長の2021年年頭所感
新型コロナウイルスの世界規模での大流行は、私達の生活や仕事、社会を激変させました。2020年は人類史に刻まれる年となるでしょう。

ワクチン開発を含め収束は依然見通せていません。今年も引き続き、コロナと向き合いながら企業活動に取り組む1年となりそうです。

コロナ禍で、物流は改めてその大切さがクローズアップされました。緊急事態宣言の中においても、スーパーの店頭には普段通りに商品が並び、ネットで注文した品物は遅れることなく手元に届けられました。物流がライフラインを支えていることに多くの人達が気づき、いくつもの感謝の言葉が物流現場に寄せられました。「止まらない物流」が当たり前であることを維持するために、マテハンメーカーの役割は大きく、責任も重大です。

2021年3月期は、業績の下振れが懸念されましたが、EC(ネット通販)や巣ごもり関連業界の設備需要に支えられ増収増益を達成できる見込みです。そして、今年4月からは新中期3か年経営計画をスタートさせます。

EC関連は依然活発な状態が続いている上、現在コロナ禍で停滞していると思われる分野の生産活動も、いずれ再び勢いを取り戻すのはまちがいありません。新中計ではウイズコロナ、アフターコロナを見据えながら、新たな成長シナリオを描き、6年後(2027年)に迎える100周年への布石となる体制づくりや新しい技術・サービスの開発に取り組んでまいります。

体制面では、5月完成予定の本社のリニューアルをはじめ、工場の再整備、業務プロセスのデジタル化推進など、社員の働く環境を整えます。

一方、技術・サービスでは、コロナ禍で一段と要望が高まる自動化、ロボット化への対応を強化します。社外のノウハウも積極的に活用しながら、オークラグループのポテンシャルを最大化できるイノベーションに進化させたいと考えています。

「マテハン技術で、止まらない物流をつくり、人々の暮らしを支える」。当社が果たすべきミッションです。グループ社員1人1人が、このことを肝に銘じ、新しい働く環境の中で知恵を出しながら、高いハードルに挑戦してまいります。

●オークラ輸送機・大庫良一代表取締役社長

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