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大和ハウス芳井社長「激変の時代を『勇往邁進』」

2021/01/04

大和ハウス工業(株)は1月4日、仕事始めに際し、芳井敬一代表取締役社長の年頭所感を発表した。

●大和ハウス工業・芳井敬一代表取締役社長の2021年年頭所感
昨年は新型コロナウイルス感染症の流行により、社員やその家族、関係するすべての人々の安全が脅かされた1年でした。また、令和2年7月豪雨等、近年多発する自然災害が猛威を振るった年でもあります。災禍に遭われた皆様には心からのお見舞いを申し上げますとともに、1日も早く日常が戻ることを願っております。

新型コロナウイルスは国内経済や暮らしに大きな影響を与え、企業設備投資や民間住宅投資はいずれも低迷し、先行き不透明な状況が続いています。そうした中で、住宅ローン減税延長や贈与非課税の維持が税制大綱に盛り込まれ、グリーン住宅ポイント制度等の大規模な経済対策が導入されるなど、住宅業界は他の業種と比べると恵まれた環境下にあります。すそ野が広く、経済波及効果の高い住宅業界の一員として、日本経済低迷からの脱却に寄与するためにも、当社は世の中が必要とする商品やサービスを提供し続けることが責務となります。

このような変化の激しい環境を乗り越えていくため、本年は「どこまでも進んでいく」という意味を持つ「邁」を一文字として掲げ、皆さんにお願いしたいことをお伝えします。

これまでの常識やマニュアルが通じない新たな時代を迎えた今こそ、「積極精神」や「行動第一主義」といった当社の原点に立ち返り、失敗を恐れず既成概念にとらわれず、新しいことにチャレンジしてください。

訪問自粛や非対面といった今までとは違う制約の中にあっても立ち止まらず、お客様にご納得いただくための創意工夫を積み重ねることが成長の礎になります。

また、働き方改革の推進も喫緊の課題です。新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、当社ではテレワークや時差勤務を推奨していますが、これを業務の効率化・合理化を進める良い機会としてください。より柔軟な働き方を実現し、将来を見据えた働き方改革に努めてください。

最後に、本年4月から事業本部制が本格稼働します。機動的な組織運営と、市場ニーズへの柔軟な対応を可能にするため、各事業本部長のもと、1人ひとりが経営意識をもって業務を推し進めてください。

本年は業務や組織など様々なモノの在り方を根本から見直す時代の始まりとなります。この激変の時代を生き抜いていく皆さんの「勇往邁進」する姿を楽しみにしています。健康に十分留意し、この逆境をチャンスと捉えて果敢に挑戦する一年としましょう。

●大和ハウス工業・芳井敬一代表取締役社長

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