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ダイワコーポ、沖縄出身者の内定式を県内で開催

2020/11/20

(株)ダイワコーポレーションは11月5日に2021年度入社予定の沖縄県出身の高校生5名の内定式を沖縄県那覇市内で執り行った。

同社は沖縄県での高卒採用活動を積極的に行っており、今年度の採用で5年目を迎える。3年前から内定者の家族や恩師を招き沖縄県内での内定式を行っている。新型コロナウイルスの感染拡大が予断を許さない状況にあるが、例年以上に直接の交流が難しかった今年だからこそ内定者とその家族にとって大きな節目となる内定式はコミュニケーションを取りたいと考え、今年も沖縄県での内定式を実施した。

例年は採用の段階でOB・OGが母校での講話会に参加する等、生徒と社員が交流する機会を多く設け、直接コミュニケーションを取ることを大切にしてきたが、今年は新型コロナの影響で例年通りの採用活動を行うことが難しく、就職希望者と直接交流する機会が大きく減少。そんな中で同社への入社を決めた内定者へ若手社員達から「入社するにあたって、東京での生活や仕事のことで不安に思っている人が多くいるかもしれない。内定者のために何かできることがしたい」との声が上がった。そこで今年は内定証書の左側に沖縄出身社員からの直筆メッセージを添え、「一緒に働けることを楽しみに待っているよ」という気持ちを表現したという。

沖縄労働局によると、高校の新規学卒者求人倍率は0.83倍で前年同期比0.36ポイント低下と厳しい状況が続いている(出所:「令和2年度 新規学卒者の求人・求職状況」/厚生労働省沖縄労働局)。同社は2014年より沖縄県の公募事業「物流高度化推進事業」に参画、泡盛の首都圏向け共同配送システムを構築している。現在は沖縄県でのさらなる事業拡大を視野に、同社初の沖縄県内の倉庫建築を予定。2022年秋の開設に向けて関係各所との具体的な協議を進めている。沖縄県でのさらなる事業拡大を視野に、将来の大きな戦力となるよう沖縄県での採用を積極的に行っている。

●参加者からのコメント
・今まで親に苦労をかけたので、ダイワコーポレーションで働いて、親を旅行に連れて行ってあげたい。
・内定式で改めて、東京で働くことを意識した。沖縄で過ごす時間、家族と過ごす時間を大切にしたい。
・会社の雰囲気が分かり、安心することができた。
・社宅等の設備が充実していて驚いた。とてもありがたく思う。

●内定式の様子 内定者と曽根和光代表取締役社長(右)

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