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ヤマト、第1四半期黒字化により通期大幅増益を予想

2020/07/31

ヤマトホールディングス(株)は7月31日、2021年3月期第1四半期累計ベース(2020年4月1日~6月30日)の連結業績について、営業収益は3,920億1,500万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は99億5,300万円(前年同期61億円の赤字)、経常利益は105億3,200万円(前年同期93億2,300万円の赤字)、四半期純利益は34億5,300万円(前年同期97億4,700万円の赤字)と発表した。

これに伴い、同社は2020年5月15日に公表した2021年3月期決算短信の段階では、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で合理的に算定することが困難と判断し未定としていた通期の連結業績予想を発表。営業収益は1兆6,380億円(前年同期比0.5%増)、営業利益は640億円(同43.2%増)、経常利益は630億円(同55.1%増)、当期純利益330億円(同47.8%増)を計画している。

今回の通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の収束時期が不透明な中、国内では現下の状況が継続していく想定の下、同社グループは顧客と社員の安全を最優先に宅急便をはじめとする物流サービスを継続していくことを前提としたもの。営業収益は成長が加速するEC領域に対応していくこと等により、前期実績を78億円上回る見込み。

一方、営業費用は配送ネットワークの整備や構造改革の推進に係る費用が増加するものの、経営資源の最適配置や幹線輸送の効率化等、コストコントロールの強化に継続して取り組むことで前期実績を114億円下回る見込みで、その結果、営業利益は前期実績を192億円上回る見込みとしている。

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