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JSA、コールドチェーン物流規格JSA-S1004発行

2020/07/01

日本規格協会(JSA)グループは6月30日、JSA-S1004「コールドチェーン物流サービス-低温保管サービス及び低温輸送サービスに関する要求事項」(Cold chain logistics services -Requirements for low temperature storage services and low temperature transport services)を発行した。

新型コロナウイルスで物流需要が一層増加する昨今、日本語だけでなく英語でも開発された今回のJSA-S1004および、2020年5月28日に発行された日本発のB to Cに対する国際規格(ISO 23412)の普及を通して、ASEANをはじめとする国々の物流事業者、食品製造業者および流通事業者によるコールドチェーン物流の質の向上につながることが期待されている。

特にASEAN各国の需要に対応するため、日本の多くの食品 製造事業者および物流事業者が現地に進出し、ASEAN各国の食生活およびコールドチェーンを支えている中、2018年にASEANにおけるコールドチェーン物流の質を高めるため、日本の国土交通省がASEANの交通担当省とともに策定した“日ASEANコールドチェーン物流ガイドライン”の内容に準拠し、物流事業者が荷主との間で締結する契約の一部として用いることができるよう、要求事項を規定するJSA-S1004が開発された。

同規格は“事業者間”(Business to Business: B to B)における、食品を対象貨物とした、倉庫事業者による低温保管サービスおよび輸送事業者による陸上での低温輸送サービスを対象としている。

●申し込み方法
JSA Webdeskの下記URLから注文可能
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0010/

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