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西日本鉄道、マルキョウとの資本・業務提携

2013/12/19

西日本鉄道(株)は、2013年9月4日付「(株)マルキョウとの資本・業務提携に向けた基本合意書締結に関するお知らせ」に記載のとおり、(株)マルキョウ(本社:福岡県大野城市)及び同社筆頭株主である斉田キミヨ氏とそれぞれ、基本合意書を締結し、資本・業務提携に向けた協議を行ってきたが、この度、最終合意に達し、2013年12月19日開催の取締役会において、(株)マルキョウと資本・業務提携を行う旨及びこれに関連して斉田キミヨ氏から株式を譲り受ける旨を決議したと発表した。また同日付で(株)マルキョウと「資本・業務提携契約」及び斉田キミヨ氏と「株式譲渡契約」を締結した。
 
同社グループでは、長期的な経営の方向性を示した「にしてつグループ将来ビジョン 2018」において、「地域マーケットビジネスユニット」の拡大を掲げており、その構成事業の一つである流通業は、地域マーケットビジネスを高品質化・高付加価値化するための核となる事業だ。

同社グループは、(株)西鉄ストア及び(株)あんくるふじやが、食品スーパー店舗として、福岡都市圏27店、北九州都市圏17店、筑後・佐賀地域17店を展開する等、流通業が全事業売上高の2割強を占めている。

一方、流通業を取り巻く厳しい競争環境の中でさらなる成長を遂げるためには、地域における他の有力な流通企業との連携により、事業効率の向上を目指すことが極めて重要と考えている。このような判断のもと、本資本・業務提携に至った。

本資本・業務提携の目的は、同社グループ及び(株)マルキョウが、相互の経営資源を融合することにより、事業規模の拡大及び業務効率の向上を図り、互いの事業基盤をより強固にすることで競争力を強化し、北部九州におけるリージョナルチェーンの構築を目指すもの。

現時点で想定している業務提携の項目及び内容は、次のとおりであり、各項目に関する具体策を今後、両社にて検討・協議していくとしている。
(1) 商品の共同仕入、プライベート・ブランド商品の共同開発、店舗資材の共同調達
(2) 相互の物流センターの有効活用と情報システムの連携等による物流の効率化、相互のプロセスセンターの有効活用
(3) 店舗運営ノウハウの共有化、相互の出店ノウハウを活用した店舗展開、人材の交流・人材の共同教育

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