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ジュピター、2020年3月期売上高1,634億円に

2020/06/19

ジュピターショップチャンネル(株)は6月19日、2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の売上高が前年対比2.6%増の1,634億円となり、過去最高を達成したと発表した。

●売上推移
年間の売上推移をみると、四半期ごとに実施した大型特別企画の奏功が売上増加に寄与している。第1四半期と第2四半期は前年同期比でも大きく伸長。第3四半期は消費増税直後の10月が低調な推移となったものの、11月の大型特別番組「心おどる大創業祭」から徐々に復調傾向となり、第4四半期は前年同期を上回った。

●2019年度の取り組み
「原点回帰徹底期間」とし、ショップチャンネルのビジネスの基本である商品と番組の開発に注力した結果、顧客数と顧客の平均購入回数が増加したことが増収に貢献した。

(1)商品面のトピックス
・新しいブランド・商品の発掘と育成を実施。ショップチャンネル初登場となるブランドの紹介を積極的に拡大し、なかでも、その日のいちおし商品として販売する「ショップスターバリュー」と「GO!GO!バリュー」は、新ブランド・新商品数が2018年度の計74アイテムから2019年度は計115アイテムへと大幅に拡大した。

・カテゴリでは特にファッションを強化。新ブランド発掘に加え、2019年8月にはインターネットサイトにファッションのみを特集する専用ページ「ショップチャンネル スタイル」をオープンした。商品やブランドをページ上で紹介することに留まらず、顧客参加型のリアルイベントやコーディネート投稿キャンペーンも開催し、ファッションをきっかけに顧客と繋がる新たなコンタクトポイントとなった。

(2)番組面のトピックス
・新たな大型特別企画として9月に「秋いち大感謝祭」を初めて放送。9月2日~4日の計3日間の売上は22億円を超え、目標を上回る実績となったことが第2四半期の売上の伸長に貢献した。

●2020年度について
国内では、新型コロナウイルスの感染予防に対応する「新しい生活様式」へ行動を変えることが求められており、何をどのように買うか、買い物の仕方も大きく変化することが予想される。

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