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JMFI新型コロナ調査実施中、売上・利益減に直面か

2020/06/09

(一社)日本マテリアルフロー研究センター(JMFI)は(株)流通研究社のメールマガジン読者およびJMFI会員企業を対象に実施した「新型コロナ感染症で物流業界に起きた問題等に関する調査」において、初日6/3~6/8の回答(92社)をもとに速報版を作成し公表した。

これによると、物流・サプライチェーンへの影響としては、物流量の減少による「売上・利益の減少」を挙げる回答者が最多の33名。「その他の影響」の設問では「マスク・消毒液・体温計の入手困難」を挙げる回答者も多く同数の33名となった。「マスク等の確保」については、行政への要望事項としても、最も多くの回答が集まっている。

このほか、取引先との関係では、「ドライバーの健康管理など過大な業務が発生」を挙げる回答者がと多かった(15名)ほか、「従業員のマスク着用等に対して取引先からクレームがあった」との回答が10件あった。

国の緊急事態宣言は解除されるなど、新型コロナウイルス感染症の状況は改善しつつあり、物流業務についても平時の運営に戻ることが何よりも期待される一方で、第2波到来への懸念に加え、感染症と共存する社会を見据えたビジネスへの転換が必要との指摘もあり、業界としての対応を検討する必要に迫られている。

この間、直接的・間接的に物流に多大な影響が生じたが、具体的にどのような問題が生じたのか整理がなされておらず、情報発信も少ない。そのため、行政からの支援を見ても他業界(旅客、観光等)に比べて遅れており、目立った動きが出ていない状況にもある。

JMFIは引き続き本アンケート調査を以下のURLで実施中。回答希望者は「コロナで皆様の会社に生じた問題」「それに対する解決策」「支援への要望」等の回答入力欄で回答できるほか、さらに速報版の最新版も確認できるという。
https://survey.zohopublic.com/zs/RoCNa1

回答の所要時間は2分程度。回答者の匿名を原則としているため、個別企業の情報等が明らかになることはない。また、アンケートの回答欄にメールアドレスを入力した回答者には、調査結果の概要を後日送付する。なお、回答期限は6月18日まで受け付ける予定。

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■調査結果速報およびご回答はこちら↓↓↓ ぜひ調査にご協力を
https://survey.zohopublic.com/zs/RoCNa1

●問い合わせ先
JMFI事務局
info@ryuken-jmfi.or.jp
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