[最新ニュース] 経営/政策

SGHグループ、増収・増益で中計目標を上方修正

2020/05/01

SGホールディングス(株)は4月30日、2020年3月期連結決算ついて、営業収益が前年比105.0%の1兆1,734億円、営業利益が同107.2%の754億円、経常利益が同107.7%の805億円、当期純利益が同108.8%の472億円になったと発表した。

SGHグループの中核事業であるデリバリー事業は、あらゆる「運ぶ」で付加価値を提供する「TMS(Transportation Management System)」をはじめとするグループ横断の先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL」による営業の強化や、継続的な適正運賃収受に取り組んだ。

ロジスティクス事業は新規・既存の受託案件増により国内外ともに増収となったが、拠点見直しによる費用増や感染症の影響等により減益となった。不動産事業は継続的に保有不動産を売却。その他の事業は決済方法の多様化による代引決済の減少や、消費税率引上げ後の新車・中古車販売の減少により減収減益となった。

一方、同グループの2021年3月期の連結業績見通しは、感染症の拡大により先行き不透明であるものの足元の状況を踏まえて、営業収益は前年比102.3%の1兆2,000億円、営業利益は同104.0%の785億円、経常利益が同102.4%の825億円、当期純利益が同102.6%の485億円を見込んでいる。

なお、同グループの持分法適用会社である(株)日立物流が2021年3月期の連結通期業績見通しを非開示としたため、中期経営計画で見込んでいた数値を参考に作成している。

また、今回の2020年3月期の業績をふまえ、中期3か年計画の3年目となる2022年3月期の見通しを以下の通り修正した。

●中期経営計画の経営目標
[当初予想(2019年4月26日発表)/2022年3月期予想/差額]
▽営業収益/12,130億円/12,300億円/+170億円
▽営業利益/740億円/800億円/+60億円
▽当期純利益/455億円/490億円/+35億円

|↑一覧に戻る|