[最新ニュース] 経営/政策

トランコム、国交省の食品物流効率化実証事業に採択

2020/05/01

トランコム(株)は4月30日、国土交通省が公募した「食品に係る物流の効率化方策検討業務実証事業」を4月28日付で採択されたことを明らかにした。

同社は強みである求貨求車サービスのプラットフォームを基盤とした「はこぶ」仕組みの創造を中期ビジョンに掲げ、様々な輸配送領域の問題解決に取り組んでおり、その取り組みの1つである「パレット回収スキームの事業化」は求貨求車サービスを活用し物流センター等に滞留するパレットを効率良く回収する等、パレット循環の仕組み構築を進めている。

今回の実証事業は、「菓子輸送における一貫パレチゼーションの実現」および「連結トラックを活用した共同輸配送、パレット管理システムの構築」の2事業が採択された。「菓子輸送における一貫パレチゼーションの実現」は、丸紅ロジスティクス(株)と共同の取り組み。とりわけ菓子輸送においては、一般的にはパレット輸送が行われず、バラ積み輸送が常態化しており、製品の積み降ろし作業におけるドライバー荷役工数の増加、待機時間の長時間化などが大きな課題となっている他、トラックドライバー不足を補うための輸送能力拡大が期待できる連結トラックの有効活用により課題を解消し、安定供給の仕組みの構築を実現する。

同2事業とも製造業、卸売業、物流事業等の各事業者協業のもと、2020年6月から12月までの期間に実証を行う予定。

|↑一覧に戻る|