2013/12/02

鴻池運輸(株)は、ファッション＆アパレル物流サービスの事業拡大を加速するために、11月1日にアパレル修整（補修）・加工の国内最大手である(株)桑原（本社：愛知県一宮市）と資本提携を伴わない業務提携を行ったと発表した。

業務提携により、それぞれの得意分野、事業領域、経営資源を最大限相互活用することで、顧客に優良なサービスを提供し、ファッション＆アパレル市場におけるさらなる事業拡大を図る。

桑原との業務提携により、以下の3点の効果を考えているという。

1.「海外における協力関係の構築」

メコン・ベンガル地域におけるKONOIKEグループと桑原の拠点を活用し、桑原が同地域で行う検品・補修業務などの前後に関わる国際輸送、出荷、保管などの物流をKONOIKEグループが担当。海外工場から国内店舗配送まで一貫してサポートすることで、海外工場から国内店舗まで最短日数で商品をお届けする。

2.「国内における協力関係の構築」

KONOIKEグループが2013年5月に竣工したファッション・アパレルロジステックセンター「厚木流通センター」（神奈川県厚木市）に桑原が入居し、8月から検品、エックス線検針など業務を行っている。これにより、センター内で縫製検品、X線検針から保管・配送までをワンストップで行えるサービスを提供している。今後は、同様な機能をもつセンターを展開していく計画だ。

3.「新規ビジネス、サービスにおける協力関係の構築」

今後の生産拠点、消費市場におけるグローバル化、また多様化するニーズに対応したサービスを迅速に継続的に提供するために、両社の有する「人・技術・システム・ノウハウ」などの経営資源を通じ、時代に向けたサービスを両社の統一ブランドとして、企画・開発・販売をすすめる。これにより、両社における国内外での競争力を高めるとともに、ファッション＆アパレル市場における価値創造パートナーとしての顧客満足、新規事業領域の拡大を図るとしている。

＜(株)桑原の概要＞

本社所在地：愛知県一宮市

代表者：桑原英寿

創業：1958年

従業員：250名

事業内容：衣料品・反物の修整、加工、検査、検品