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三井倉庫、2020年3月期第1四半期は増収2桁増益

2019/08/07

三井倉庫ホールディングス(株)は8月6日、2020年3月期第1四半期累計ベース(2019年4月1日~6月30日)の連結業績について、営業収益は609億7,400万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は33億6,300万円(同17.4%増)、経常利益は33億400万円(同27.0%増)、四半期純利益は18億3,000万円(同17.8%増)となった。

このうち、主力の物流事業は、収益面で航空貨物市況の悪化に伴う電子部品、半導体等の航空輸送の取扱量減少、天候不順が続いたことによる家電量販店向け物流の取扱量減少、費用面では人手不足による人件費の上昇等、外部環境の変化による影響はあったものの、「中期経営計画2017」のもと、同事業の抜本的事業収益力の強化に取り組み、販管費等 のコスト削減、粗利益改善施策等、各種施策を実施。これに加えて、航空輸送業務における自動車関連貨物のプロジェクト輸送の発生、倉庫業務の主要貨物であるコーヒー豆の取扱増加により保管残高が高い水準で推移したこと等から、営業収益は前年同期比14億1,200万円増の587億65百万円、営業利益は同4億2,900万円増の27億4,300万円となった。   

これに伴い、同社は5月9日に公表した2020年3月期の第2四半期連結累計期間の連結業績予想を下記の通り修正した。

(1)第2四半期連結累計期間業績予想の修正
第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~9月30日)(単位:百万円)
前回発表予想(A) 営業収益120,000 営業利益5,600 経常利益4,900 当期純利益2,900
実績値(B)    営業収益120,000 営業利益6,000 経常利益5,300 当期純利益3,100
増減額(B-A)   営業収益―(増減率―) 営業利益400(同7.1%) 経常利益400(同8.2%) 当期純利益200(同6.9%)
 
(2)業績予想の修正の理由
第1四半期において「中期経営計画2017」におけるコスト削減、粗利益改善施策等、抜本的事業収益力の強化に関連する各種施策が順調に進捗していることに加え、航空輸送業務における自動車関連貨物のプロジェクト輸送の発生、倉庫業務において主要貨物の保管残高が高い水準で推移したこと等から業績が予想を上回り推移したことにより、第2四半期累計期間の連結業績予想値を修正した。なお、通期業績予想は5月9日に公表した数値を据え置いた。

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