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ヤマト、2020年3月期第1四半期は赤字

2019/08/01

ヤマトホールディングス(株)は7月31日、2020年3月期第1四半期累計ベース(2019年4月1日~6月30日)の連結業績について、営業収益は3,817億2,600万円(前年同期比0.3%増)、営業損失は61億円、経常損失は93億2,300万円、四半期純損失は97億4,700万円となった。

デリバリー事業の構造改革を推進する中、宅急便単価の上昇により営業収益は増収した。一方、営業費用は3,878億2,700万円となり、前年同期に比べ167億1,500万円増加。主に集配体制の構築に向けて増員等を進めたことを背景に、委託費は減少したものの人件費が増加し、営業費用が膨らんだ。

これに伴い、同社は2019年4月26日に公表した2020年3月期の第2四半期連結累計期間および通期の連結業績予想を下記の通り修正した。

(1)第2四半期連結累計期間業績予想の修正
第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~9月30日)(単位:百万円)
前回発表予想(A) 営業収益807,000 営業利益12,000 経常利益12,000 当期純利益4,000
実績値(B)    営業収益807,000 営業利益12,000 経常利益 9,000 当期純利益1,000
増減額(B-A)   営業収益―(増減率―) 営業利益―(同―) 経常利益-3,000(同-25.0%) 当期純利益-3,000(同-75.0%)
 
(2)連結業績予想の修正
通期(2019年4月1日~2020年3月31日)(単位:百万円)
前回発表予想(A) 営業収益1,695,000 営業利益72,000 経常利益72,000 当期純利益40,000
今回修正予想(B) 営業収益1,695,000 営業利益72,000 経常利益69,000 当期純利益38,000
増減額(B-A)   営業収益5,000(増減率0.3%) 営業利益5,000(同8.2%) 経常利益-3,000(同-4.2%) 当期純利益-2,000(同-5.0%)

(3)業績予想の修正の理由
第1四半期に海外関連会社に係るのれんの減損を持分法による投資損失として30億円計上したこと等により、経常利益は上期・通期とも、前回発表予想を30億円下回る見込みとなった。

その結果、上期の親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表予想を30億円、通期の親会社株主に帰属する当期純利益は同予想を20億円下回る見込みとなった。

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